「初めて大連市を訪れたのは30代の頃でした。」そう語る松原忠義氏(東京都日中友好協会副会長、大田区日中友好協会会長)は初めて大連市を訪れた当時を振り返り、大連市の産業、経済、貿易、文化、教育などの分野における成果に深く魅了されたと語った。
大連を訪れる松原忠義氏(右から二番目) 写真提供:大連市人民政府外事弁公室
「大連市は中国有数の産業基盤を持ち、まさに国際的な港湾都市です。」大連市への深い愛着と深い理解があるからこそ、松原氏は長年にわたって大田区と大連市との友好交流及び協力を推進し続けてきた。
日本の大田区の区長に4回当選している松原氏は、長年にわたって大連市との協力を積極的に推進し、経済・貿易、文化、教育などの分野で双方の友好交流を促進してきた。2007年、大田工業連合会と大連経済技術開発区商工会議所は、各種の産業交流を促進することを目的に、友好交流協定を締結した。2008年9月、松原氏は当時の夏徳仁大連市長と会談し、大田区と大連市の産業・空港分野における協力、継続的な文化交流・青少年交流に関する協定を締結した。2009年10月28日、大田区と大連市は友好協力都市締結協定に調印した。
2011年訪日大連青少年を歓迎する松原忠義氏(右から一番目) 写真提供:大連市人民政府外事弁公室
2023年7月、大連-東京羽田直行定期便が正式に就航した。これにより、両都市間の飛行時間が大幅に短縮され、双方の経済・貿易交流及び観光をより一層促進した。
「直行便の就航により、両都市間の飛行時間が約3時間にまで短縮されました。経済や観光などの分野における双方のさらなる発展に大いに期待しています。」と松原氏は語った。
2018年、松原氏は東京都区市町村友好代表団の団長として大連市を訪問し、「大連市名誉市民」の称号を授与され、日本人としては73人目の名誉市民となった。この栄誉は、同氏の長年にわたる日中友好事業に対する献身を称えるだけでなく、同氏の両国の人々に対する思いや、交流と協力を積極的に推進する姿勢をまざまざと物語っている。
2014年訪日する大連青少年団体 写真提供:大連市人民政府外事弁公室
授賞式での松原忠義氏(左) 写真提供:大連市人民政府外事弁公室
松原氏は、これからも大連市との深い絆を大切にし、大田区と大連市の発展のために全力を尽くしたいと語った。