現在、「1号店経済」が活況を呈している。今年上半期、西安市では141ブランドの1号店が新たに出店した。そのうち、西安市の1000億元規模の商業圏のメイン拠点である雁塔区では、30ブランドの1号店が出店した。
雁塔区国際消費センター都市の中心市街地(写真提供:西安市雁塔区)
「1号店経済」とは、地域独自の資源的優位性を活かして地域内に誘致した国内外ブランドの1号店出店を通じた経済の発展形態を指す。
高級スキンケア・ブランド「璦科縵(AOXMED)」の中国西北地域1号店(写真提供:西安市雁塔区)
おおまかな統計によると、今年上半期、全市で141ブランドの1号店が出店し、そのうちの21.28%を占める30ブランドの1号店が雁塔区に出店し、同区はトップの座を維持した。
小寨商業圏(写真提供:西安市雁塔区)
雁塔区への1号店誘致の成功は、雁塔区が示した商業的優位性によるものである。2022年の雁塔区の地域総生産は3005億5600千万元、都市住民一人当たりの可処分所得は5万6900元に達しており、13年間にわたり、省内都市部の経済・社会発展「トップ5区」の筆頭に位置づけられ、全国トップ100区のうち16位にランクインしている。区内は消費需要が活況で、にぎわいと活気に満ちあふれ、5万平方メートルを超える複合商業施設が12軒あり、「中国商業区トップ10」にランクインしており、特に小寨商業圏は「中国重点モデル市街地商業圏」第一陣の栄誉称号を獲得している。
ナショナルジオグラフィック「さすらいの森」の中国西北地域1号店(写真提供:西安市雁塔区)
突突TUTUTHAI・泰国小館の西安市1号店
現在、西安市は業態の融合を促進し、消費の質の高い発展の推進において、「ビジネス、文化、観光、スポーツ」消費の融合的発展を目標に、従来の百貨店、スポーツスタジアム、老朽化した工場に対し、消費体験、レジャー・娯楽、文化・クリエイティブなどの文化・観光業態への転換を奨励しており、クリエイティブな地区が人気を集め続けている。
雁塔区は国際消費センター都市の中心市街地として、「1号店+商業圏」という新しいモデルを構築し、人気と人の流入を高め、消費を促進し、より良いビジネスサービスでより多くの経済効果をもたらし、「千年の都」とファッショナブルな西安市の新しい活力をさらに引き出そうとしている。