日本の藤木企業株式会社の代表取締役会長である藤木幸太氏は、大連との縁を振り返り、感慨深い様子だった。
藤木企業株式会社代表取締役会長藤木幸太 写真提供:本人
45年前、藤木氏は大連港の最初の研修生を受け入れた責任者として、初めて大連市を訪れたとき、大連市民の親切さを身にしみて感じた。「港湾都市として、大連市全体の都市計画は素晴らしいと思います」と藤木氏は大連に対する第一印象についてそう語った。
1982年、藤木企業は大連港と友好企業関係を締結した。これまで40年余りの間、藤木企業は大連港のために延べ37回、182名の管理者に対し研修を実施した。2005年以降、大連港は藤木企業から派遣された延べ15回、85名の専門家を受け入れた。企業間で研修団を相互に派遣し、双方の企業の相互理解を深め、港湾関連の専門人材の育成と共同出資・協力プロジェクトのためのプラットフォームを構築した。
「大連港との協力関係には非常に満足しています。弊社の目標を達成し、期待以上の成果が得られました。特に人材交流の面では、長年にわたって人材交流活動を行うことができました」と藤木氏は述べた。
長年にわたって、藤木氏は藤木企業と大連港の業務提携を積極的に推進してきた。特にコンテナフレートステーション業務分野で絶えず開拓・革新を図り、多くの重点プロジェクトの大連での実施を促進してきた。これらのプロジェクトは大連港の物流効率とサービスレベルを向上させただけでなく、日中両国の経済貿易往来により便利で効率的なルートを提供している。
大連港と藤木企業の今後の発展について、藤木氏は強い確信を持っている。大連港は恵まれた優位性と巨大な発展ポテンシャルを持っていると指摘する同氏は、「日本の企業経営者として、大連港の現状をうらやましく思います。大連港の数年前の都市計画は今ではすべて実現されていて、とても素晴らしいです」と述べた。
2024年2月、藤木氏は「大連市名誉市民」の称号を授与された。「名誉市民としての責任と義務を全力で果たし、双方の友好交流と協力をより高いレベルに押し上げることを目指していきます」と同氏は語った。