中国瀋陽海智イノベーション創業コンテスト2023の海外エリア決勝大会が先日、瀋陽新世界博覧館で行われた。
「智滙瀋陽 築夢海創」(頭脳を瀋陽に集め、国内外のイノベーション・創業を支援する)をテーマとする本大会は、人材誘致およびプロジェクトの実現を重点とし、海外から累計105件の質の高い科学技術プロジェクトを集め、そのうち日本、タイ、シンガポール、マレーシア、イギリス、イタリアなどの国々から集まった35件の優れたプロジェクトが厳しい予選・準決勝審査を経て、決勝進出を果たした。
これらのプロジェクトはハイエンド設備・新素材、生物医学・健康産業、デジタル化のマルチ応用シーン、人工知能・IoTなどの分野をカバーし、科学技術力が高く、人材レベルが高く、実施意向が強く、市場の見通しが明るいといった特徴がある。
決勝大会のキックオフセレモニー(撮影:孫壮)
実施意向が確認されたプロジェクトの調印式(撮影:孫壮)
コンテストでプロジェクトが入賞した後、瀋陽市で企業の設立登記を行い、経営がうまく軌道に乗れば、最大30万元(約614万円)の創業・開発補助金が支給され、各地方政府による人材政策支援が受けられる。市内の各インキュベーターや瀋陽国家海外人材海外イノベーション創業基地に所属することを決定した科学技術チームは、一定期間の家賃免除などの優遇措置が受けられる。入賞プロジェクトは優先的に大会の投資ファンドやベンチャーキャピタルに推薦され、支援が受けられる。また、シード期やアーリー期にあるハイレベル人材創業企業に向けて、瀋陽市ハイテク区の投資ファンドによる支援を提供する。エンジェル投資家の支援する金額は原則として、1社につき最大500万元(約1億228万円)までだが、特に優秀な企業に対しては、最大1000万元(約2億456万円)支援が受けられるという。
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