「栄誉市民が語る大連」シリーズ、本日は日本の学校法人立命館理事長の森島朋三氏を紹介する。
先日、2024大連夏季ダボス会議が開催され、日本の学校法人立命館理事長の森島朋三氏が招かれた。森島氏と大連との縁を語る上で、大連夏季ダボス会議は切っても切り離せない。
2024大連夏季ダボス会議に参加した日本の学校法人立命館理事長の森島朋三氏(中) 写真提供:取材対象者
2019年、森島氏は当時の大連市長だった譚成旭氏に招かれ、初めて大連を訪れ第13回夏季ダボス会議に出席した。大連での夏季ダボス会議の開催は実に5年ぶりとなり、森島氏は再びこの地を訪れた。森島氏は、「今回の訪問で、懐かしい友人や新しい友人に会うことができ、とてもうれしい。ダボス会議を通じて、大連の大学や企業との協力を深めていきたい」と述べた。
2019年大連ダボス会議に参加した森島朋三氏 写真提供:取材対象者
立命館大学は半世紀にわたり、大連と緊密につながってきた
大連は質の高い教育資源が集まる場所で、多くの大学や研究所がある。学術研究や教育水準の高さに感銘を受けたと語る森島氏は、「本学と大連の大学との間に信頼関係を築くことができた」と述べた。
立命館大学と大連の大学との提携関係の始まりは1996年にさかのぼる。森島氏によると、1996年に東北財経大学の夏徳仁学長(当時)が立命館大学を訪れ、両校の提携について協議が行われた。1998年に双方は学術交流に関する協定を締結した後、大連市内の複数の大学と国際交流・協力を重ねてきた。立命館大学と大連市は、半世紀にわたり、大連と緊密な関係を築いてきた。
現在、立命館大学と大連市内の複数の大学との提携が着実に進められている。森島氏は、「本学は東北財経大学や大連大学と東北の全面的な振興やスマート養老介護サービスなどの課題に関する研究を展開している。また、大連外国語大学や大連工業大学など多くの大学と修士課程の大学院生の推薦入学交流プログラムを展開している」と述べた。
今年6月、大連理工大学-立命館大学国際情報・ソフトウェア学院は創立10周年を迎えた。国際情報・ソフトウェア学院は中日両国が高等教育の本科レベル(学部)で設立した初の中外提携教育機関で、当初は毎年100人を募集していたが、現在では300人にまで拡大している。
メディアの取材に応じる森島朋三氏 撮影:張琪
「大連市栄誉市民」として日中民間交流をさらに推進していきたい
今年2月、大連市委員会副書記兼市長の陳紹旺氏が来日し、森島氏は東京で「大連市栄誉市民」の称号を授与された。
森島氏は、「今後も「大連市栄誉市民」として、大連の各大学との協力を推進していくとともに、立命館大学が日中両国の文化交流の架け橋となることで、学生間の交流を通じて、両国の持続的な友好発展を促進していきたい」と抱負を語った。(情報提供:張琪)
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