第7回シルクロード国際博覧会及び中国東西部協力投資貿易商談会(以下「シルクロード博」)が先日、西安市で開幕した。シルクロード博の期間中、陝西自由貿易試験区建設成果展がオープンプラットフォームの展示エリアで予定通り開催された。
陝西自由貿易試験区は設立以来6年以上にわたって、制度革新を中心に、「シルクロード自由貿易」「科学技術イノベーション自由貿易」「農業自由貿易」の確立に焦点を絞り、「鉄道の積荷目録合併の新モデル」や「科学技術イノベーション企業を対象とするコマーシャルペーパー融資の新モデル」など36項目の制度革新成果を模索・形成し、全国で再現・普及させたほか、同試験区にはSamsungやLONGiなど数多くの有名企業が集積している。これにより、改革開放総合試験プラットフォームとしての役割が徐々に明確化し、同試験区は陝西省の経済の質の高い発展を推し進める強力なエンジンとなった。陝西自由貿易試験区建設成果展では、同試験区設立から6年間の成果と注目点が展示された。
中国(陝西)自由貿易試験区建設成果展
2017年3月15日、国務院は中国(陝西)自由貿易試験区の設立を承認した。同試験区はセンターエリア、西安国際港務区エリア及び楊凌モデル区エリアで構成され、9つの機能エリアに分けられている。これまでの6年間、各機能エリアは自主的に奮闘し、トップを目指して果敢に挑み、差別化発展の推進に力を入れてきた。例えば、ハイテク機能エリアは、科学技術イノベーション自由貿易による質の高い発展の牽引を推進した。灃東新城機能エリアは、現代サービス業集積エリアを構築した。国際港務区機能エリアは、世界一流の内陸港を建設した。楊凌エリアは、「一帯一路」現代農業国際協力センターを構築した。
ハイテク機能エリア
灃東自由貿易産業パーク
陝西楊凌総合保税区
陝西自由貿易試験区の建設成果は主に以下の四つの面に現れている。
一つ目は、ビジネス環境の持続的な最適化。営業許可証のWechat申請や全城通港(最寄りの郵便ロッカーで24時間申請書類の投函・受取ができるサービス)、文勘前置(土地開発の前に土地の文化財状況を探査する制度)といったモデルを全国で初めて打ち出し、「通糸路」越境人民元決済及びRCEP企業サービスセンターなどのプラットフォームを立ち上げた。二つ目は、開放ルートの構築の加速。中欧班列(中国と欧州を結んでユーラシア大陸を横断する貨物列車)西安集結センター及び国際ハブ空港の建設を高いクオリティで推進した。三つ目は、差別化に向けた模索の全力推進。シルクロード自由貿易、科学技術イノベーション自由貿易、農業自由貿易の特徴がそれぞれ際立っている。四つ目は、協同・連携による発展の牽引。自由貿易改革のメリットが絶えず現れている。
今後、陝西省は自由貿易試験区をめぐるアップグレード戦略を全面的に実施し、ハイレベルの制度型開放を深く推進し、「シルクロード自由貿易」「科学技術イノベーション自由貿易」「農業自由貿易」の確立を全力で推し進め、「一帯一路」共同建設という大きな枠組みにより深く溶け込み、西部地域で模範的役割を発揮し、陝西省の経済の質の高い発展に活力を与えるよう努める。
Copyright ©1997- by CRI Online All rights reserved