11月28日、複数の国からの海外オブザーバー14名が陝西省白水県の倉頡廟を訪れ、漢字の起源を遡り、樹齢千年にわたる柏の命の奇跡を探った。
海外オブザーバーに倉頡廟の由緒と文化を解説する解説員
倉頡は漢字の発明者と言い伝えられており、中華文字の始祖として崇められている。倉頡廟は偉大なる文化の先哲である同氏をしのび、記念するために築かれたものである。解説員の案内のもと、海外オブザーバーら一行は倉頡廟の由緒と文化、および漢字の起源から変遷、進化までの全過程を深く学んだ。廟内に展示されている文化財、写真、文字資料や数多くのマルチメディア資料を通じて、海外オブザーバーらに漢字のユニークな魅力と中華文化の奥深さをしみじみと感じさせた。
漢字の起源を説明する解説員
見学の途中、海外オブザーバーら一行は倉頡廟内にある倉頡が自ら植えたと言い伝えられている樹齢千年の柏の古木に目を奪われた。「古樹名木(樹齢の長い木と歴史的に有名な珍種の木)」の保全事業に関して、白水県は保全プランの策定、保全ファイルの作成、病虫害防除などを含む措置を講じている。さらに、監視カメラや避雷針などの技術や設備による古木の保全対策も講じられ、的確性の高いスマート化による管理を実現している。
倉頡廟の前で記念撮影を撮る海外オブザーバーら
バングラデシュからの海外オブザーバーの孟星(KAHAR SIDDIK)さんは、漢字を学ぶことは自身にとって大きな挑戦だが、今回の活動を通して漢字を学ぶ決意を固めたと語った。また、古木の保全が国や民族の文化の伝承において重要な事業であるとの理解がいっそう深まったと話した。
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