大連での工場建設が会社を成長させる重要な契機に=アイリスオーヤマ 大山健太郎会長

|CRI Online|Published:2025-01-09 16:55:34

「1996年に大連に進出してからもう29年になる。大連での工場建設は、会社を成長させる重要な契機になったと思う」アイリスオーヤマ株式会社の大山健太郎会長はそう語った。

大連での工場建設が会社を成長させる重要な契機に=アイリスオーヤマ 大山健太郎会長

アイリスオーヤマ株式会社大山健太郎会長 写真提供:本人

大山会長と大連の縁は1994年に始まった。大連という街にじかに触れたのは、このときが初めてだった。大連の良好な都市環境を肌で感じた大山会長は、当時からこの街の今後の発展に期待を寄せていた。

「今や、大連は現代的な大都市となり、大連は無限の成長の可能性を秘めていることを強く感じた」大山会長は、大連の発展と変化についてそう評価した。

大連を進出先に選んだ理由について、大山会長の話によると、当時、中国での工場建設を検討する際、上海、青島、大連の3都市を視察したが、大連での現地視察は大山会長自ら行ったという。

大連での工場建設が会社を成長させる重要な契機に=アイリスオーヤマ 大山健太郎会長

定礎式に出席した大山会長 写真提供:本人

視察中に大山会長は、大連市は企業進出の面で最大限のサポートを提供してくれること、仙台空港と大連空港を結ぶ定期便があること、そしてなにより、大連には日本語を話せる人が多く、とてもフレンドリーな雰囲気が漂う街であることに気づいた。

「この3つの理由から、最終的に大連を選んだ。1996年のことだった」そう語る大山会長は、大連市の各レベルの政府の配慮と支援のおかげで、同社は大連に進出して以来、複数の企業を立ち上げ、いずれも大きな発展を遂げ、現地スタッフの教育も行き届き、その多くが同社の管理職へ成長したと説明した。大連工場で蓄積された技術や経験は、世界各地の工場にも活用され、アイリスグループの成長の源泉となっている。

大連での工場建設が会社を成長させる重要な契機に=アイリスオーヤマ 大山健太郎会長

大連テレビの取材を受ける大山健太郎会長(左) 写真提供:本人

早い段階で大連に進出した日系企業として、アイリスオーヤマは、29年間の発展の中で、好成績を収め、大連の経済・社会の発展に多大な貢献を果たしてきた。アイリスオーヤマ株式会社は現在、大連市を中心に中国に投資しており、アイリスグループは継続的に投資を増やし、本社最大の生産拠点となっている。その20年以上の努力は各界から認められ、大連市政府からも多くの賞を受賞しており、大山会長本人も、第88回大連市名誉市民に選ばれた。

将来に向けて、大山会長は「大連市と日本の地方との人材交流をさらに促進したい。大連の今後のさらなる発展を心から願っている」と語った。

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