「スマートコントロールを搭載した灌漑システムのしくみについて教えてください」
「モデル園で栽培されているブドウの品種は何種類ありますか?」
渭南ぶどうモデル園のハウスでこのほど、一風変わった研修授業が実施された。ウズベキスタンとカザフスタンから来た学生と講師との交流が繰り広げられ、大いに盛り上がった。ここはまさに2025年第1期中国-中央アジア5カ国職業農民研修班の実習現場だ。
研修現場 撮影 呉明玲
ウズベキスタン出身のサルドール農場のマネージャー兼エンジニアであるジャスール・ドゥフラエフ氏(Duvlaev Jasur Bakhodirovich)は、「今日の授業はブドウ栽培技術に焦点を当てた内容で、非常に有意義な授業だった」と話した。
ジャスル・ドゥフラエフ氏が中国で研修に参加するのは今回で2回目だ。2023年に中央アジア5カ国を対象にした職業農民研修の第一陣として参加して以来、彼は中国の先進的な農業知識に強い関心を持っている。帰国後は学んだことを生かし、自身の畜産場を拡張しただけでなく、昨年はさくらんぼの木を植えた。
真剣に講演を聞くジャスル・ドゥフラエフ氏(左から1人目) 撮影 呉明玲
今回の中国再訪の思いについて、ジャスル・ドゥフラエフ氏は「今年は点滴灌漑技術をより深く学び、ブドウ栽培技術を身に付けたい。帰国したらブドウの栽培面積を増やしたい」と述べた。
渭南のワイン生産について学ぶ様子 撮影 彭一鵬
中国-中央アジアサミットの陝西関連成果を生かすため、渭南は3年間で中央アジア5カ国を対象に300人の職業農民を研修として受け入れる計画だ。現在、150人以上の学生が渭南で技術や知識を身に付け、中国の農業技術と経験を伝播する「使者」となっている。
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